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政党名の変化から探る ― なぜこんな党名になってしまったのか選手権

党名の由来を集めてみました。

日本を元気にする会

名称について松田は、"会派設立届けの提出締切の直前に事務所で昼食を取りながら会派名について相談するなか、中々全員がピンとこないでいたところ、たまたま思い付きで「ここにいるメンバーは、しがらみなく、日本を元気にしたいと言っている。シンプルに『日本を元気にする会』も良いかもしれませんね」と言ったところ、その場にいた全員が思いのほか「いいね!」と賛成した"ため。としている

 

Wikipedia より

みんなの党の解党後、会派に残らなかった松田公太氏などの議員が立ち上げた政党。海賊党の仕組みなどをモチーフに直接民主制に近い仕組みを、一部導入していた。

アントニオ猪木議員とは関係がない(松田氏談)らしいが、全員がピンときた理由は猪木氏ではないだろうか。

たちあがれ日本

平沼は、新党名として自身が「日本保守党」を挙げたところ、石原に「ださい。」と一蹴され、「がんばれ日本」との案が固まったが該当名称がJOCに商標登録されていたために断念したとのエピソードを語っている。

 

Wikipedia より

郵政民営化依頼無所属で活動していた平沼赳夫議員と、自民党を離党した与謝野馨議員が徹底的な反民主」を党是に掲げて(反対ばかりの野党は駄目なんじゃないのか)結党された、第二保守政党。

党名に関しては、平沼さんがかわいそうという印象しかない。

生活の党と山本太郎と仲間たち

「数日前に小沢氏と山本氏が会談した。山本氏は既存政党に所属するのを良しとしないため、“無所属の会”に党名を変更するなら加わるとの考えだった。ただ、小沢氏も“生活”の名を残したい。結局、両者が譲らないままの妥協案で出たのが“生活の党”に“山本太郎となかまたち”を加えた政党名だった」(永田町関係者) 

 

東スポより

「日本未来の党が」分裂後、「生活の党」として活動していた小沢一郎代表が、政党要件回復のために政界の暴れ馬・山本太郎氏を引き入れた際に変更した党名。

なぜ妥協してその名になったのかは永遠の謎。

フロム・ファイブ

政党名は、「5人でメッセージを発信していく」を意味する。 

 

Wikipedia より

新進党分裂の際、細川護煕元総理が立ち上げた(実は自由連合の党名を変更しただけが)政党。

細川護煕さん・樽床伸二さん・円より子さん・上田清司さん・江本孟紀さんという、キラ星の如き個性派議員が集ったスター集団。

細川さんは元総理だし、樽床さんは希望の党の会見に出てくるくらい偉いし、円さんは未だに出馬するくらい政治への思いが強いし、上田さんは埼玉県知事として盤石だし、江本さんはカーブを何種類か使い分けて通算113勝もしている。

反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党(略称 反TPP)

我々は先ず現在の国民にとって緊急の課題である、「反TPP・脱原発・消費増税凍結」を掲げ、国民と国土を守るために決起します。

 

党HPより

総選挙を目前として混乱した民主党から離党した山田正彦衆院議員と、国民新党のお家騒動で無所属となっていた亀井静香衆院議員が立ち上げた政党。

立ち上げ表明の3日後に減税日本と合流して「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」 になり、その更に5日後には日本未来の党の結党に参加して使命を終えた。

英語名は「Tax Cuts Japan – Anti-TPP – Zero Nuclear Party」

 

新党改革 

 なお、新党改革の旗揚げに際して、代表の舛添は略称を「ますぞえ新党」とする方針を表明していたが、公職選挙法86条の7第1項後段は、届出る政党の名称や略称に代表者の氏名を類推させる表現の使用を禁じており、中央選挙管理委員会が認める見込みがないことが判明したことから、この略称使用は幻に終わった。

小沢一郎民主党代表の党運営に反発し、離党した渡辺秀央衆院議員と、田中康夫氏を代表とする新党日本から分裂した荒井広幸参院議員などが立ち上げた政党。

舛添代表の就任と退任、幻に終わった家庭ノミクス、議員のトレードたちあがれ日本との統一会派、安保法案の付帯決議、高樹沙耶さんの擁立、山田太郎元参院議員が最後に所属など、国会の陰日向で波乱万丈の生涯を生き抜いた。

中村喜四郎氏や(幸福実現党唯一の国会議員である)大江康弘氏、西村眞悟氏など、比較的短期間在席/会派に所属した個性の強い議員も多かった。

「ますぞえ新党」であれば別の意味で憲政史に残っただろう。

おおさか維新の会

「『おおさか』は、地域の名前じゃない。大阪でやっている改革の象徴だ」

街頭などで「サッポロビールは札幌だけで売っているビールじゃない。全国で飲まれている」(下地幹郎・国会議員団政調会長)として、有名ブランドを引き合いに、地域限定の党ではないことを強調する。

江田派と分裂した維新の党(松井・馬場派)が再び純化路線のため立ち上げた全国政党。地域政党の「大阪維新の会」とは別の政党としてスタートした。

サッポロビールとは違い、おおさか改革マインドの全国化には失敗したのだろうか。 

新党きづな

党名の由来になったのは、2011年度(平成23年)の今年の漢字で「絆(きずな)」が選ばれたことである。

当初の党名案は「新党きずな」であったが、「絆」という言葉の語源が「綱」や「つなぐ」だとの意見がメンバーから出たことから、最終的な党名は「新党きづな」となった。

 

Wikipedia より

野田佳彦総理の消費税増税に反対した民主党議員が結党した政党。後に同じく離党した小沢一郎氏の政党「国民の生活が第一」に合流。

「今年の漢字」で選ばれたから政党名を付けるという謎発想。微妙に漢字の読み方でオリジナリティを出そうとしているあたりが……。 

番外編 かっこいい政党名

緑風会

戦後に存在した無党派の会派。参議院は衆議院とは違い、党派を持たない。という建前で作られ、是々非々を貫いたものの、政治である以上利害関係が絡まないはずもなく。結局、与党の草刈り場になってしまった。今は民進党・新緑風会にその名を残す。

立憲帝政党

民権運動に対抗して結成された御用政党。「立憲」と「帝政」というこの二つのごつい単語が組み合わさってかっこ悪い訳がない。 

改進党

まだこの時代、「改」も「進」も手垢がついていない。

琉球民主党・琉球人民党

本土復帰前、事実上自民党と共産党の沖縄県連だった政党。「琉球」という文字がかっこいい。

新生党

竹下派から独立した小沢・羽田派の政党。非自民・共産による細川連立内閣で強い影響を保ち、後の新進党・民主党の系譜を作った。

「新党」という言葉は、その後手垢が着きまくってしまったけど、このころは非常に清新な印象があった。

あと、ロゴはシンプルで、力強く、優れた政党ロゴの一つであると思う。

 

Japan Renewal Party Logo