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なぜ「間違えました」が誰も言えないのか?総理の間違いを、嘘で塗り固める政府とメディアの責任とは。

総理の読売読め答弁は、自民党向けの考えだった?

自民党が公表した文章によると、安倍総理の「読売読め」答弁は、「自民党向けの発言」だったようだ。

 

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自民党向けの発言?

基本的な問題点は、先の記事に書いてしまったのでほとんど他に書くこともない。

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しかし、「自民党向けの発言」を、日本が誇る発行部数ナンバーワンの新聞紙に載せ、それをあまつさえ国会で「熟読してほしい」と発言するその精神性は、はっきりいって理解不能である。

安倍総理は、長妻昭衆議院議員に国会で憲法改正についての質問をされ、「(私が自民党総裁として自民党に向けた書いた発言を)熟読して欲しい」と答えたのだ。

 

問われる読売新聞の姿勢

自民党の公表が事実であるとすれば、読売新聞は、1000万人の購読者に向けて、自民党総裁の自民党に向けた発言を「首相インタビュー」として公表したことになる。

これがもし事実であるとすれば、明らかに不適切な書き方ではないだろうか?

 

もし仮にこれが本来の「首相インタビュー」であるとすれば、自民党の公表が嘘をついていることになるし、これが「首相インタビュー」でなく、単なる内輪の発言(をなぜ新聞のインタビューで答えるのかという点は置いておくにしても)を、「首相インタビュー」と題したのであれば、それは大きな問題である。

 

いや、もうこんな茶番はやめよう。「自民党総裁としての自民党向けのインタビュー」などというのは、真っ赤な嘘なのだ。

そして、それを追求されたら、誰にでも分かる嘘を言って、ごまかしているのだ。

しかし、どんな嘘であれ、日本最大の新聞メディアと、日本の最高権力者たる総理大臣がその嘘を堂々とつけば、それは一定の真実となってしまう。

 

そもそも、発言を正当化

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安倍晋三首相の国会答弁で話題になった「そもそも」の用法について、政府は12日午前の閣議で、「大辞林」(三省堂)に「(物事の)どだい」という意味があり、「どだい」には「基本」の意味があるとの答弁書を決定した。

この話も全く同じだ。総理の知識不足により「そもそもには基本的にという意味がある」という答弁をしてしまったことで、政府が右往左往して、必死にそれを正当化しようとする。

なぜ総理の知識不足、間違いを、国家が一丸となって守らなくてはいけないのか?

これは質の悪いジョークなのか?

 

私人の昭恵夫人

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昭恵夫人を「私人」としたこともそうだ。一度「私人」とした以上、そこからあらゆる過去の行動に矛盾が生じてしまうため、それに対して嘘を塗り固めなくてはいけなくなるのだ。

なぜこんな情けないことを、日本の優秀な官僚たちがしなくてはいけないのか。知識不足の総理や、思慮の足りないファーストレディを守るため、一体なぜこれほどの嘘を積み重ねなくてはいけないのか。

一つの嘘を本当らしくするためには、いつも七つだけ嘘を必要とする。


ルター 

そうして、この国から真実は失われていくのだ。

 

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